ニキビができる原因はいろいろありますが、「水分不足」もその一つだということをご存じでしょうか?
私たちは、母親の胎内で羊水という水に守られて成長し、生まれてきました。
そして、成人では、体重の約60~65%が水分でできています。
これほどの割合を占めているため、たとえ食べ物を全く摂らなかったとしても、水と睡眠をしっかり摂っていれば2~3週間は生存できると言われています。
逆に、たとえば水分が10%不足してしまうと筋肉のけいれんや循環不全・腎不全などが起こり、20%不足すると死に至ることもあるそうです。もしも水を一滴も摂らなかったら、わずか4~5日で死に至るってしまうとの報告もあります。
ではなぜ、水分不足はこれほどまでに身体に影響を与えるのでしょうか?
それは、体温を調節するための汗が出せなくなって体温が上がる上に、汗や尿が出せなくなることで老廃物を排出できなくなり、体内に老廃物が溜まって血流も悪くなるからです。これがさらに悪化すると、全身の機能に障害が起き、死に至ってしまうのです。
これらのことから、私たちが生きていくためには水分を摂ることが非常に重要だということがおわかりになると思います。
したがって、ニキビの改善にも水分補給は大きなウエイトを占めているのです。
ニキビと水分不足の関係
さきほどお伝えしたとおり、水分が不足すると体内に老廃物が溜まって血流も悪くなります。また、便秘が引き起こされて腸内環境が悪化する場合もあります。するとお肌の新陳代謝も正常ではなくなり、肌のバリア機能も衰えて、ニキビができることにつながります。
そして、水分不足が続くと皮膚細胞に血液が酸素や栄養素が行き渡らなくなり、ニキビはさらに悪化してしまいます。
また、お肌が乾燥して新陳代謝が悪いと角質が厚くなり、これもニキビの悪化につながります。角質が厚いと、毛穴のまわりに余分な角質を作って皮脂がたまりやすくなってニキビが悪化するのです。
とはいえ、ニキビができているお肌に角質ケアをするのはかえってお肌に良くない場合があります。なので、ここでもお肌を保湿して新陳代謝を良くするために「水分補給」が重要になってきます。
ほとんどの人が知らない、適切な水分の摂り方
水分補給と言っても、ただ大量に水分を摂ればよいということではありません。
水分を摂り過ぎてしまうと、身体がむくみ、排出できない水分がたまって血行不良になる可能性があります。さらに、胃液が薄くなり、消化機能が衰えて便秘がちになることも…。
また、冷えた水の摂り過ぎは身体が冷えやすくなって不調を引き起こすので特に禁物です。
では、どのようにすれば適切な水分の摂り方ができるのでしょうか?
1.水分が不足しがちなタイミングで摂る
具体的には、起床した時、運動中や運動後、トイレの後、入浴後などのタイミングです。
2.一気に飲まずにこまめに飲む
ゴクゴク飲むのではなく、ひと口・ふた口くらいをこまめに繰り返すイメージです。
3.常温の水を飲む
最近ではコンビニでもお客様の要望で「常温コーナー」が設けられています。それほど常温が身体に優しいということです。
4.一日の水分量は1.5リットルを目安にする
これを超えると摂りすぎになりますので注意しましょう。
5.糖分のないシンプルな水を飲む
スポーツドリンクや、甘味を足した水などは、水分補給にはなるものの、糖分過多によって別な身体の不調を招く恐れがあります。
一方、夏場は汗で失われたミネラルを補うために適度な塩分が含まれる水もおすすめです。
以上のことに気をつけて、ぜひ、正しい水分補給を行なってニキビを目立たないお肌に導いていきましょう。
「AROMA」では、サロンでのニキビケアのトリートメントに加え、このような日常生活でのアドバイスもいろいろお伝えしております。
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